subaco studyあと一ヶ月。
子育てはこうあるべしと気づくこともあれば、
正解がないことにも気づきます。
発達障がいをもつ子どもをどのように育てばよいのか?
こうすれば、こう育つ。
これを教えれば、あれが出来るようになる。
なかなかそうもいかないのが、子育てだと思います。
大人の育て方により、子どもの育ち方が決まるのか?
子どもの育ち方により、大人の育て方が築かれていくのか?
実際に目にすることが多いのは後者ではないのかなと、
ボクはこの仕事をしていて思います。
育て方は子どもの個性に対して大人がある程度の願いを秘めながら調節される中で生まれるものだと思うんです。
『育てる』は身分の上下の関係と二者の関係により成り立ちますが、
『付き合う』には身分の上下の関係は必要ありません。
『育てたい』と思いが強ければ強いほど、
『付き合う』には遠い関係にもなるのかも知れません。
『うまく育てることができない』という理由には、もちろん方法そのものが適当でないことも考えられますが、そのために必要な上下の関係が成り立っていないことも考えられます。
ADHDの子どもたちについて、不注意が優勢な児童を『のび太』、多動が優勢な児童を『ジャイアン』としてのび太・ジャイアン症候群と説明する造語もあるようです。
『言うことを聞かない』
『すぐに乱暴になる』
というような『ジャイアン』ぽい児童に対して、あなたならどう育てますか?
先生のことを『おい!お前!』と呼ぶ児童に対して、あなたならどう反応しますか?
ボクはスネ夫になるでしょう。
スネ夫になれば、この子はボクを必要としてくれると思います。
この子がボクを必要とするのであれば、
スネ夫なボクにも頼る時期がくると思うのです。
頼られれば信頼です。
変化には調節を必要とすることが条件にもなります。
その条件が信頼であり、スネ夫君でもあると思います。
今日、この子が描いた『止』の文字。
横の線と縦の線の空間関係について、スネ夫君のアドバイスに耳を傾けてくれるかな?
subacoの学習支援『subaco study』、いよいよ来月オープンです。
子育てが一本道ではない以上、
支援も一色ではございませんね。
Let’s go!