subaco study vol.5
今日のセミナーのテーマは筋についてでした。
筋は深いです。
『障がい』は『ある環境での適応不全』と言い換える事も出来ると思います。
その環境はどのようなものか?
筋で考えたとき、それは『重力のある世界』だと私は思います。
筋でも作用は様々、
動筋、拮抗筋、固定筋、共同筋。
私たちが利用者の動作に必要とされている抗重力活動を
必要最小限の介助で行った時、利用者さんは自分で動けたように感覚されることがあります。
それが感動になる。
それが自信になる。
痛みにも重力に着目すればアプローチできることもあると思います。
例えば
ずっと指に力が入ってしまう利用者さん。
指の爪が手のひらに食い込み、その痛みから逃げられない。
爪には水虫もあり、蜂窩織炎の危険もある。
そんな時、重力が指を伸ばしてくれるポジションはないだろうか?
そのポジションを見つけたとき、その利用者さんは痛みに縛られた苦しみから
少し解放されるのでは。
それを見つけるのは誰でもいい。
誰でもいいから早く助けて欲しい。
医師でもいい。
看護師でもいい。
セラピストでもいい。
一番身近にいるヘルパーならさらにいい。
人を幸せにするために必要なものは資格じゃない。
熱意と知識と技術、発想力だと私は考えます。
頑張ろう!subaco study!
次回はOT 藤田先生の精神医学。
楽しみです。