ありがとうってなんだろう?

『お友達からもらったら何て言うの?』
『ありがとうでしょ!。』
人から教えられずに『ありがとう』と言えるようになる子はいるのでしょうか。
子どもたちは『ありがとう』という気持ちがあるからこの言葉を使うのでしょうか?
この言葉の意味がわかる時、
それはママやパパから離れ始めた時なのかもしれません。
多くの子どもは思っているのでしょう。
『ありがとう』は
言わなきゃいけない言葉だと。
小学生の頃からよく父から言れわたこと。
『お茶を入れておくれ。』
『リモコンとっておくれ』
『ゴミ箱をもってきておくれ』
いろんな頼みごとをされた。
頼まれることの喜びよりも、
父さんが自分でやればいいじゃないか!と思う気持ちが強まり始め、
いつのまにか、頼まれそうな雰囲気を感じると父がいるその場から離れるようになった。
月日はたって、こんな自分も家族に恵まれた。
仕事にも力が入り、毎日クタクタになるまで働いた。
家に帰ると落ち着くもので、 明日も仕事かと思うと体を休めたいもので そうなると動きたくもなくなるもので、、、
お茶が飲みたいなと思ったその矢先に なんと我が子が冷蔵庫の前に立っているじゃないか!
思わず言ってみた。
『お茶入れてくれないか?』
『いーよ、はいどうぞ。』
『おー、ありがとう』
思わず口から出た言葉だった。
頼まなくたって 自分でできることなんだけど、
それを自分でやらないことに互いの成長があったんだ。
子どもが大人に『ありがとう』を教えてくれてたんだ。
『感謝しろよ』っていう気持ちじゃ伝わらないよ。
『お仕事がんばってね』っていう言葉よりも潤うよ。
『はい、お茶どうぞ。』
少し乾いているくらいがちょうどいいのかな?
喉も。
心も。
Little darling, it’s been a long cold lonely winter
Little darling, it feels like years since it’s been here
Here comes the sun
Here comes the sun, and I say
It’s all right
Here comes the sun- The beatles