Mora

『かめんライダー へんし!』
あれ?
変身する前に死んじゃった…
なんかちがう…
そうだ!
へ・ん・し・『ん』だ!
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言葉って何?
それを説明する理論がいくつかあります
意味論
形態論
語用論
統語論
音韻論
このなかの音韻論では
一定の時間的長さをもった音の分節単位を
モーラ(Mora)と呼びます
このモーラの定義が少し複雑で
言葉の書き誤りを繰り返す子もいます
モーラと似た『音節』という単位があります
音節も音の文節単位ですが
音節はモーラと違い『聞こえ方』の単位です
例えば
『りんご』の音節数は『りん・ご』で2つ
でもモーラ数は『り・ん・ご』で3つです

聞こえ方を考えて字にしようとすると
聞こえの単位は2つですので
あれ?2文字じゃないんだ…と感じたりします
さらに『しんぶんし』『しんかんせん』
そんな言葉になると
さらに音節とモーラにギャップが生まれます
きっと『◯◯・◯◯・◯』と区切って
声に出しているはずなのに
字にすれば『◯・◯・◯・◯・◯』
なんと2つも単位が増えている…
こんな決まりを受け入れ難い子どももいます
りんごを『りご』、へんしんを『へんし』と書いたとしても笑ったりしないよ
聞こえ方はあってる!あってる!!

聞き言葉と書き言葉
音声言語と文字言語
似ているようで違うんだ
ゆっくり時間をかけて
書き言葉と仲良くなっていきましょう♫