本年も宜しくお願いします。

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
新年初めの活動日記です。
みなさま、今年はどのようなお正月をお迎えになられましたか?
初詣に参られましたか?
願いがあるということは素敵なことだと思います。
今年はどのような1年になるのでしょうか?
日本の障がい福祉において、今年は大きな変革がある一年です。
平成25年に制定された『障害者差別解消法』が今年の4月1日から施工されます。
これは日本の歴史に刻まれる変革です。
今年の4月1日から障害を理由とした差別が法律違反になるのです。
『今までそうだったんじゃないの?』
と思われる方もおられるでしょう。
でも、そうではなかったのです。
障害があるから電車に乗れない
障害があるから試験を受けられない
障害があるから入店できない
そのような扱いを受けた障がい者が辛い気持ちになるしかなくて、
そのような気持ちをさせた側に何の制裁もない社会だったということです。
道徳心で支えられていた社会だったのかも知れません。
ハンデのある人は自分を受け入れてくれそうな場所・組織・人を伺って生きることを
無言のメッセージとして受けとって生活するよう強いられていたのではないでしょうか?
でも、そんな社会も少しずつ変わりつつあるようです。
街にはエレベーター・車椅子使用のトイレ・視覚障害者誘導ブロックなどハンデのある人にとって不利を少しでも解消するアイテムを目にするようになりました。
そのような少しずつの変化が、決定的に『約束』として変化するのです。
今までのリハビリテーションや療育の概念をも変えるパワーがある変化でしょう。
歩くことができなくなった人だけが、歩けるように努力するのではなくて、
歩けない人でも参加できるように社会が努力する義務があるのです。
その義務が法の下で整備されているのです。
この国がハンデのある人の味方になってくれました。
遅いのでしょうか?
早いのでしょうか?
どちらでもないと思います。
声をあげた当事者団体の皆様の力です。
これが私たちの速度なのだと思います。
さぁ、進んでいきましょう。
差別される時代は終わりました。
配慮される時代が始まります。
できない子だなんて言わせないし、思ったりさせやしない。
この子に必要な配慮を見つけることができれば、
この子なりにできるんだ。
この子なりの幸せに価値があるんだ。
正月も終わったぞ。
寝ぼけている間はないぞ。
次の時代がやってくる。
君がみんなの社会で活躍できる時代だ。
ほんとだよ。
さぁ今年もがんばろう。
エイ!エイ!オー!
You ain’t going to make it with anyone anyhow
Don’t you know it’s gonna be all right?
Revolution – The Beatles