させないで
そんな目でみないで。
できるかどうか不安だから。
そんなふうに聞かないで。
そこまで自信がないから。
先生に見られなかったらできたのに。
先生に聞かれなかったら言えたのに。
どうせ、私のためじゃないんでしょ?
先生の役割なんでしょ?
ひねくれた子なんて思わないで。
素直になれなくてごめんなさい。
でも、本当はできるんだから。
言いたくないから言わないだけ。
やりたくないからやらないだけ。
でも、本当はできるんだから。
しょうがない子なんだもの。
言わせようとしたって言わないよ。
やらせようとしたってやらないよ。
それが先生の仕事だからなんてボクには通用しない。
できるなら優しくボクの心の扉をノックしてほしい。
大人にマナーがあるように、
子どものボクらにもあるんだよ。
なんせボクは特にデリケートなんだ。
不良品だなんて思わないで。
そんな扱いなんてしないで。
気になることが細かいし、深いんだよ。
ボクは音をもっと楽しんでから、言葉を知っていきたいんだ。
『食べる』なんて言葉より、『あーん』をもっと大切にしたいじゃないか。
そんな気持ち、分かるでしょ?
音も心も同じ『響く』ものなのさ。
先生がボクに響いたり、
ボクが先生に響いた時、
ボクと先生のおしゃべりは始まっている。
伝わっていないことが言葉になるんだ。
伝えたい相手だから言葉が出るんだ。
いっぱい、いっぱい、笑おうよ。
『たのしい』をいっぱい、いっぱい、集めよう。
ボクの声がいつか言葉になるように。
人を笑わせるくらいの語りができるようになりたいな。
そんな力のためにボクは言葉を学んでいきたい。
簡単に笑ってくれない人でも、
笑顔になってもらえるような話し方ができるようになりたいな。
そうそう。
いつもボクの相手をしてくれる先生みたいに。
Tonight,
we are young
So let’s set the world on fire
We can burn brighter than the sun
Fun. – We Are Young