大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

させないで


2016-11-25 20.57.01

そんな目でみないで。
できるかどうか不安だから。

そんなふうに聞かないで。
そこまで自信がないから。

先生に見られなかったらできたのに。
先生に聞かれなかったら言えたのに。

どうせ、私のためじゃないんでしょ?
先生の役割なんでしょ?

ひねくれた子なんて思わないで。
素直になれなくてごめんなさい。

でも、本当はできるんだから。

言いたくないから言わないだけ。
やりたくないからやらないだけ。

でも、本当はできるんだから。
しょうがない子なんだもの。

言わせようとしたって言わないよ。
やらせようとしたってやらないよ。

それが先生の仕事だからなんてボクには通用しない。

できるなら優しくボクの心の扉をノックしてほしい。
大人にマナーがあるように、
子どものボクらにもあるんだよ。

なんせボクは特にデリケートなんだ。

不良品だなんて思わないで。
そんな扱いなんてしないで。

気になることが細かいし、深いんだよ。

ボクは音をもっと楽しんでから、言葉を知っていきたいんだ。
『食べる』なんて言葉より、『あーん』をもっと大切にしたいじゃないか。
そんな気持ち、分かるでしょ?

音も心も同じ『響く』ものなのさ。

先生がボクに響いたり、
ボクが先生に響いた時、
ボクと先生のおしゃべりは始まっている。

伝わっていないことが言葉になるんだ。
伝えたい相手だから言葉が出るんだ。

いっぱい、いっぱい、笑おうよ。
『たのしい』をいっぱい、いっぱい、集めよう。
ボクの声がいつか言葉になるように。

人を笑わせるくらいの語りができるようになりたいな。
そんな力のためにボクは言葉を学んでいきたい。

簡単に笑ってくれない人でも、
笑顔になってもらえるような話し方ができるようになりたいな。

そうそう。
いつもボクの相手をしてくれる先生みたいに。

Tonight, 
we are young
So let’s set the world on fire
We can burn brighter than the sun

Fun. – We Are Young