あるがまま

当然とも
不当然とも
また思い捨てるとも
捨てぬとも
何とも思わないからである
そのままである
あるがままである
(引用:森田正馬『神経衰弱と強迫観念の根治法』1926/2008 白揚社)
神経質に対する精神療法を創始した森田先生の
『あるがまま』という考えは
ADHDの傾向がある児童に通ずることがあると思います
例えば
皆が勉強する静かな教室
初めて聞く先生の説明
そんな状況から不安を感じる子どもがいます
不安な感情に耐えきれず
ついつい喋ってしまったり
体を動かしてしまったり
そして、先生に叱られたり・・・
でも、叱られて反省すべきは何でしょう?
その何は『自分』でなくても良いのです
落ち着きが乱れたのは『自分』ですが
自分の落ち着きを乱したのは『感情』です
自分が自分に向き合うばかりではなく
自分を動かした不安という感情を省みることも
セルフコントロールの方法の一つです

感情ってどんなもの?
感情の特徴ってどんなこと?
感情は放っておけば治まることがある
感情は理屈が通用しないことがある
そんな感情のお勉強を今日も楽しく♫
イヤな気持ちの時はイヤな気持ちに寄り添ってみる
イライラする時はイライラに付き合ってみる

怒ってもただ怒るだけ
怒りを消す為に燃えなくてもいい
あるがままに怒りたいだけ怒るんだ
受け入れた感情の先に新鮮な自分がいる
嫌がりながら怒らないで
遠慮しながら泣かないで
そのままでいいじゃないか
あるがままでいこうじゃないか
