頑張れる条件。

人が話している時に割り込んでしまう子。
席から離れて廊下に出てしまう子。
順番が守れずに列から飛び出してしまう子。
そんな子はいませんか?
それが理由で怒られている子はいませんか?
確かにルールを守ることは大切です。
ルールを守らないことはダメなことです。
どうしてルールが守れないのでしょうか?
ルールを知らないのでしょうか?
『人が先に話している時に割り込むべからず』
『授業中は席から離れるべからず』
『順番抜かしをするべからず』
そういった『べからず集』を読ませたり、聞かせたりして覚えさせれば改善するのでしょうか?
あなたならどうでしょう?
ルールを知っているけど守れないことってありませんか?
集合時間に遅刻してしまうことってありませんか?
電車の優先座席で携帯電話を触ってしまうことはありませんか?
寝る前に自分で決意した目覚まし時計を裏切ってしまう朝はありませんか?
自分以外の人(親・友達・上司)や社会が作ったルールのみならず、
自分で決めたルールさえも守れないことってありますよね。
ルールを知っていても守れない時がある。
それならば、
ルールを守れない子どもの本当の理由はなんでしょう?
『忘れてしまうこと』
これも一つの理由です。
自分がここで何をしているのか?
自分がどうしてここにいるのか?
それを忘れずに入られることは簡単なことではないようです。
例えばこんな話。
パンを買いに行こうと思ったら、パン屋さんに美味しそうなケーキが並んでいて、
パンを買わずにケーキを買って帰ってきた。
オーブントースターを買いに出かけたら、オーブン機能のある電子レンジを見つけて、
オーブントースターを買わずに、電子レンジを買って帰ってきた。
動機を保ち続けて、それが完了するまで関係のない情報を遮断する力。
この力が弱くてルールを守ることが難しい子どもたちが実は多いんです。
知らないからできないという場合は『知的障がい』や『自閉症』と診断されている子どもに多いです。
知っていても違う行動をしてしまうという場合は『『ADHD:注意欠如多動症』と診断されている子どもに多いです。
どちらの症状が割合として多く認められる子どもなのかをできる限り詳しく調べる必要があるでしょう。
subaco switch では我慢が苦手な子どもに必要な『自制心』を育てる教室です。
ルールを守るのは子どもからではなく、
大人である私たちスタッフから始まるトレーニング。
子どもと大人が指切りをして、
大人が子どもに信じてもらえる存在になるという目標からレッスンが始まります。
子どもが目の前の人を信じることができるようになれば、
その人が信じてくれる自分にも自信が持てるようになるでしょう。
信じる力がルールを守る力へと発展させます。
どうして信じることとルールが関係するのか?
実は全てのルールの中身は私たちが幸せになるためのものばかりで、
不幸になるためのルールなんてないのです。
この子らが幸せな未来を手にしたいと思う気持ちを強くすることが大切だと私たちは考えます。
その未来をまずは短い時間から実現しよう。
来週も楽しみだ!
You ain’t nothin’ but a hound dog
Cryin’ all the time
Well, you ain’t never caught a rabbit
You ain’t no friend of mine
Hound Dog – Elvis Presley