Tonus

『疲れてるの?』
『なんかしんどそうだよ』
そう聞かれることもしばしば…
元気なのにそう聞かれることが煩わしいけど
そう思わせてしまっていることが忍びない
張りってやっぱり大切だ!
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少し猫背になっている
つま先を擦って歩いている
目元や口角が下がっている
などなど、
筋トーヌス(筋肉の緊張)が低い時の特徴です

理屈っぽくなりますが、、
筋肉には錘外筋と錘内筋の2つがあります
一般的に関節を動かすのは大脳から錐体路を介する錘外筋であり
筋力=錘外筋という印象ですが
適度に筋力を発揮するのは
大脳基底核や小脳などの錐体外路系を介して
錘内筋の働きが関わっていたりします

運動の前後で本人さんの体を触ってみた時に
皮膚から深部にかけて張りに違いがあるか
関節の柔らかさが増しているか、など
触察で筋緊張の特徴を知る方法もあります
運動すると錘内筋は活性されて
錘外筋の伸縮に対して反応が高まり
体が軽くなったように感じたりします
でも運動が減ると錘内筋の反応が鈍くなり
錘外筋の伸縮時の抵抗が増えて
体が重くなったりコリを感じたりします
この不快感を和らげるために
首や肩を動かすこともあり
それがクセのようになる時がありますが
それは体が運動を求めているサインかも知れず…
縄跳びや鉄棒など具体的な目標に取り組む過程で
生理的に備わっている神経・筋のメカニズムを
盛んに働かせて熟していくことが
発達途上の幼児期・学童期だからこそ
とっても貴重です♫
体の機能に『つかえた!』が今日も
出来なかった活動に『できた!』が今日も
そんなキミに『もう1かい!』を今日も☆
張りきっていきましょう!