大阪市天王寺区・西区の
児童発達支援・生活介護「スバコ」

お酌がしたい

 

 

もらう

あげる

 

ありがとう

どういたしまして

 

 

ボクはどちらだろう

どちらでもありたいけれど

真ん中ではないように思う

 

 

もらうことが多い

ありがとうと言うことが多い

 

 

すみませんと言わないのがボクのポリシー

 

 

車椅子を押してくれたら

ありがとう

 

エレベーターのボタンを押してくれたら

ありがとう

 

ヘルパーさんが玄関を出たら

ありがとう

 

 

あやまられても喜ばれないだろうし

だから精一杯太い声で 

ありがとーって声にする

 

 

もらう側にも

もらう側の

道がある

 

 

あげる道も

もらう道も

車線は同じ

 

 

 

 

 

そんなボクだけど

あげるをしたい時がある

 

それが『お酌』

 

 

注ぐ

注がれる

 

 

空いたグラスに『どうぞ、どうぞ』

 

「あーありがとうございます」

はたまた

「もー飲めないですよ」

それなら

『冷たいなー、そんなこと言わずにもう一杯!』

 

 

そんな付き合い

そんなやりとり

やってみたいんだ

ボクだって

 

 

そんなボクの『マイドリンクセット』!!!

 

 

市販のペットボトルの君はまるで

氷のようにツルツルで

 

指の近位部(MP)と遠位部(IP)の

両方を伸展することに手こずるボクには

電信柱のように太すぎる

 

そんなキミをhold tight

 

 

 

脳性麻痺があり分離運動が難しい

腕の中の肘や肩を自由に組み合わせて動かすことが難しい

肘を曲げれば手首は反るし

手首が反れば指は曲がる

 

このパターンから抜け出せないし

いつか自由な体を手に入れようと頑張っている

 

でもね

 それだけじゃないんだぜ

ボクの世界はもっと自由

 

 

アイツと一緒に作った『マイドリンクセット』

 

自分の手が把持できない原因を調べたんじゃない

自分の手で握れるものを調べたんだ

 

直径

形状

材質

 

それらをボクの手で感じ取る

 

認知・運動

アイデア・実行

 

みんな合わせて The Training

 

 

この手にフィットするものを見つけた時

 

ボクが『これだ!』と言ったのか

アイツが『それだ!』と言ったのか

 

どっちが先かは分からないけれど

どっちでもいいんだ

そんなこと

 

ボクとアイツで作った『マイドリンクセット』

 

馴染みの街にある

馴染みの公園で

馴染みのメンバーに

 

桜咲く木の下で

コップに注いだ

お茶一杯

 

 

どうだい

うまいだろう?

 

 

 

ボクの生きがいのプロ野球

開幕から今のところ順調なり

 

 

今年は行けるだろうか

東京ドーム

 

 

次は缶ビールに挑戦だ

 

 

 

これがボクのADL

 

 

 

理想は

満塁さよならホームラン

 

 

 

     subaco training  青木 正治から